【国語の成績アップ、諦めていませんか?】
国語研進会ジャッポランは、国語の成績向上に特化して指導を行ってきました。
今回は、数多くの生徒をみてきたなかで見つけた【国語の成績が上がる子と伸び悩む子】の特徴を8つにまとめました。
この特徴を知り、お子様の学習法を見直すきっかけにしていただけたら幸いです。
※本記事は約6000字あります。最初の特徴比較をご覧いただき、気になるところ、お子様に該当するところをご覧いただくことをおすすめします。詳細を知りたい方は全文を読んでいただけると、大変うれしく思います。
成績が上がる子と成績が伸びない子の8の特徴比較
まずはリスト化しましたので、ご覧ください。
国語の成績が上がる子の特徴
- 塾を休まない
- 自習に来る
- 問題を解く手順を守っている
- 文章題の本文をきちんと読んでいる
- 選択問題の根拠を意識している
- 記述問題の解く手順を意識している
- 文章の要点を覚えている
- 3~7をおさえて宿題をやっている
国語の成績が伸びない子の特徴
- 塾をよく休む
- 自習にあまり来ない
- 問題は自己流で解くのをやめない
- 本文はさらっとしか読んでいない
- 選択肢は記憶を頼りに選ぶ
- 記述は基本白紙
- 文章は気になったところだけ覚えている
- 宿題をやりきらない、なんとなくしかやらない
いかがでしょうか?成績が上がる子の特徴が【当たり前でしょう?】と思い、中学受験なら偏差値55、高校・大学受験の偏差値が60を超えているのなら、今回の話は対象ではありません。今の勉強を進めてください!
例えば・・・
「3問題を解く手順を守っている」ってどういうこと?
「5選択肢問題の根拠」って?
と疑問点がある方や「国語の成績が伸びない子の特徴」に当てはまっている項目がある方は続きをご覧いただければ、解説と対策をご理解いただけると思います。
どうして国語の成績上がるの?8つの特徴を徹底解説!
国語の成績が上がる子は、勉強を始めて3ヶ月くらいで効果が出はじめます。その後、半年くらいでは高水準を維持した状態に入ります。ただ、これはきちんと言われたことを守ってトレーニングすればの話です。
では、成績が上がる子たちの勉強方法や行動を見ていきましょう!
1.塾を休まない2.自習に来る
基本的に塾・学校は休みません。体調管理にも気をつけていますし、スケジュールも把握しているので、ちゃんとやってきます。
自習も「授業の後20:30までと○曜日の16:30~20:30まで自習する」と決めて、きちんとやってきます。他塾と掛け持ちをしていてもきちんと自習します。
言い訳して休んだり、自習に来なかったりということが滅多にありません。もし、欠席や自習に来られなくなった場合は、きちんと事前に連絡があります。(体調不良は午前中に、それ以外は前日までに。)
3.問題を解く手順を守っている
当塾では問題を解く手順を説明して、守ってもらっています。特に解くスピードが遅い人は、この方法が時間短縮の近道だからです。小・中・高、共通の方法です。
①リード文・注・設問から本文に関する情報を拾う。
②設問で聞かれていること、条件を見落とさないように印をつけておく。
③本文を読み始め、問題を解く。
最初は慣れないので、いつもより時間がかかってしまいますが、慣れてくるとかなり速くなります。この【慣れるまで】きちんと守るかどうかが大きな分かれ道となります。
宿題で手順をきちんと守りながら勉強していれば、3ヶ月後には明らかに効果が出ます。
4.文章題の本文をきちんと読んでいる
国語の成績が良い人ほど、きちんと本文を読んでいます。リード文や注を含め、本文を読んで考えています。正解・不正解も大事ですが、国語の勉強は【読んで、頭を使う】時間が大事です。
何が書いてあるのか
それを読み取ろうと頭を使っていくことで、読み取れる文章のレベルがどんどん上がっていきます。
【答えの周辺だけを見て解く】という変なテクニックだけに頼って本文を読んでいない人は意外と多いです。
当たり前に思うかもしれませんが、成績の差はこういうところが原因となっています。
5.選択問題の根拠を意識している6.記述問題の解く手順を意識している
当塾では、問題が正解だったか、不正解だったかよりも、【正解の根拠がどこにあったか】に注目して解くように指導しています。
宿題で問題を解いてきてもらいますが、全問正解だったとしても、本文から根拠が見つけにくい場合は、【どこを見て解いたか】をたずねます。
選択肢問題も【昔は消去法で全て消すことができる問題が主流】でしたが、今は【本文にある記述の中で、「今」聞かれていることに対して適切な選択肢はどれか】という問題が増えてきています。
本文に「あった」「なかった」だけの判断ではいけないのです。
同じように記述問題も、本文に書いてある内容をつなぎ合わせただけでは正解できないようになっています。必要・不必要の判断が必要になってくるので、【どこを見ていたか】が重要になってきています。
国語の成績が上がる子たちは、【どこを見たか】をしっかりと意識して問題に取り組んでいます。
7.文章の要点を覚えている
文章題を解き、答え合わせ、解説理解が終わった後に、「この文章は、結局、何が書いてあったの?」と聞いてみてください。
できない子は全体を何となくダラダラと話します。もしくは、どこかの一文だけ、覚えている単語だけを言います。
ある程度できる子は、【あらすじ】を話します。
できる子は【要点】だけを説明してくれます。
国語の成績が上がってくると、文章の解像度がどんどん上がっていきます。この文章の主題は何か、この物語のテーマは何かが見えるようになります。
そして、成績が上がってくると、【要点】だけを頭にストックしていき、次に同じテーマの文章が来たときに、再生することができます。
共通する部分は一般的な話、そうでない部分が筆者の主張にあたる部分。
これが見えだしたら、怖い物なしです。どんどん文章題に当たっていけば、高成績で安定することができます。
8.3~7をおさえて宿題をやっている
ここまでお読みいただければ、国語の成績の良い子の勉強方法が分かってきたと思います。
そうです。これらのことを押さえて宿題をやっているのです。
塾でできるのは、方法を示して、実際にできるか試し、アドバイスをすることです。
説明を聞いて、実践しながら、修正をしていく。そうやって習ったことを宿題で定着させ、演習で高めていく。
最初からすべての項目を押さえて宿題に取り組むことはできません。毎回、しっかりと意識して取り組むことでできるようになります。
宿題を雑にやったり、本文を読まずに問題だけ解いたり・・・そういうことは結果にあらわれます。私は直接やっていないことを指摘しません。やっていなかったらどうなるか、数ヶ月後の結果にあらわれることを注意し、自分で考えて行動するように指導します。
国語の成績が上がる子は、たまに手を抜いてしまったとしても、この注意で行動を改めることができます。気づいて修正すれば、私はそれでいいと思っています。いつも完璧にこなすのは大変ですからね。
成績が上がらない!!!成績が伸びない子の8つの特徴!
今度は反対に成績が伸びない子の勉強方法や行動です。こちらの項目は、【当てはまっていないか】という視点でチェックしてもらうといいでしょう。
1.塾をよく休む2.自習にあまり来ない
塾を良く休む人がいます。
体調が悪くて・・・
学校の定期テストが近いので・・・(なぜ塾で勉強しない?)
学校の行事があるので・・・
友達と遊びに行くので・・・
体調管理は勉強の一つです。授業の効果を最大限にするためにも、体調の調整はしっかりと行ってください。特に学年が低いほど、ご家庭の協力が必要になります。
学校の定期テストが近いから休む・・・というのは論外です。中学や高校の受験生にありがちで、受験勉強をとめて、定期テスト勉強をするというパターンです。今までどういう勉強をしてきたのかがわかりますね。
直前に慌てて対策をしていた。
これは記憶の定着からすると、勉強とはいえません。身についていないので、時間の無駄です。受験勉強をとめて、無駄な勉強法で定期テスト対策・・・1,2週間無駄にしていることに気づきましょう。
「学校の行事」も事前に分かっていますよね。修学旅行で遠いところにいますというのなら分かりますが、遅くても夕方までには終わる行事がほとんどのはずなので、疲れはあると思いますが、勉強できない理由にはなりません。
友達と遊ぶことは悪いことではありませんが、タイミングを考えましょう。休む理由にはなりません。
自習しにこない。
授業だけでは勉強量が足りないので、1週間のうち来られるところで自習をするようにしてもらっています。最初は来るけど、なんだかんだと理由を付けてこなくなる・・・
「家でやっている」は、成績が下がる人の口癖です。家で集中するのは難しいです。成績が上がる人は家で勉強してみて、その難しさに気づいて自習に来ています。
つまり、「家でやっている」と言っている段階は、家で勉強してないから難しさに気づいていない状態です。
3.問題は自己流で解くのをやめない4.本文はさらっとしか読んでいない5.選択肢は記憶を頼りに選ぶ6.記述は基本白紙
これらの項目はできるようになるために改めないといけないポイントですが、自己流を貫いて変えないということです。
国語の成績を上げるための【読み方】【解き方】は地味な作業なので、面倒くさいです。だから、自己流の雑なら楽な方から変わろうとしないのです。
やり方を変えたら成績が下がった!今までの方がいい!
という人がいますが、最初は慣れていないので少し下がります。ただ、今のままでいいと言いますが、これまでの偏差値が低いのであれば、これからもずっと低いですよね。
「今までの方がいい」ということは「成績アップは望んでいない」と宣言しているようなもの・・・
7.文章は気になったところだけを覚えている
国語の成績が上がらない人は、文章の気になったところだけを覚えています。主題やテーマを考えていません。
よって、「この文章何が書いてあった?」と聞くと【具体例】の内容を答えます。具体例は理解しやすいので、印象に残りやすいからです。
もし、保護者の方で、お子さんの国語の成績が気になる場合は、問題を解き終わったときに質問してみてください。「この文章は何が書いてあったか、教えて」と。
「わからん」
「具体例の内容」
「ほとんど本文をなぞって答える」
この返答なら、その子は本文を読めていません。早急に読み方を変えていかないと、どんどん国語の成績は下がっていきます。
8.宿題をやりきらない、なんとなくしかやらない
私の授業では宿題の量は人によって異なります。適量は人によって違うので調整しています。
普段の授業の解いているスピード、理解力から、自習室で集中してやれば必ず終わる量にしています。しかし、自習に来ずに「家でやっている」宣言をする人は、宿題を完了できずにやってきます。
色々と事情はあると思いますが、多くの場合は【直前に終わらせようとしている】状態です。
前もって早い目に取り組んでおけば、当日終わっていないことはないはずです。ところが、成績が落ちていく人は、宿題を直前にやろうとします。
当然、勉強のペースがつかめていないので、終わらないという事態が発生します。一回やってしまって、次から反省すればよいのですが、そのまま毎回同じような過ちを犯し続けると、成績は下降の一途をたどります。
塾に通うだけではダメ! 成績を上げるために本当に必要なこと
成績が伸びる子は塾に入ってから、塾とよく相談した上で、勉強の方針を決めて、コツコツと取り組んでいきます。【学校の授業+塾+宿題】というメニューをこなしているのです。その中で、分からないことや知らないことを塾の授業で解消しています。
一方、成績が伸びない子は、【塾の授業だけ】勉強しています。宿題は何となくこなし、学校の授業も何となく受けて・・・やり方とか方針とかは、はいはいと聞いているけど、理解はしていない状態。我流を貫いて、【何となく】やっているという状況です。
当塾は1コマ80分です。元々勉強時間が0だった人は80分でも効果は多少ありますが、3ヶ月で成果を出したければ、宿題や自習の時間が必要になります。学年や志望校にもよりますが、授業以外に1週間で2~3時間の勉強時間は確保する必要があります。
国語は人生のほとんどをかけて学んでいる教科です。遅れを取り戻し、かつ、追い抜こうと思うのであれば、時間を掛ける必要があるのです。知識量は他の教科に比べて圧倒的に多いわけですから、それなりに時間を掛けないと上昇は望めないんです。
塾に入ったから成績が伸びるわけではありません。塾に入ってからどういう風に勉強していくかで成績はあがるのです。
さいごに
今回は成績が伸びる子の特徴と成績が伸びない子の特徴について詳しく書きました。
非常に長い文章なので、読むのが大変だったと思います。約6000字あります。これを全て読めたら、一つ国語力が上がります。
当塾では一人一人の弱点や傾向を分析して勉強の方針を決めています。
短期間にこれだけの分析をしていただいてありがとうございます。
よく言われる言葉です。国語のつまずきは本当に人によって異なります。「そんなところで?」と思うことも多いです。
ただ、本人も周りもつまずいていることに気づいていないことも多いのです。
授業でのやりとり、問題を解いているときの様子、顔の表情、元気があるかどうか・・・
教員時代に前に立って40人の顔色や様子を見て、異変がないかをチェックしていたスキルをいかして観察しています。
成績が伸びないと悩んでいる方がいましたら、当塾にお問い合わせください。入塾後1~2ヶ月で詳細な弱点、傾向が判明し、対策を立てることができますよ!
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